考えすぎて、動けなくなる。
そんな経験は、多くの人にあるはずだ。
最初から後ろ向きだったわけではない。
むしろ、「うまくやりたい」「失敗したくない」という前向きな気持ちから始まっている。
どうすれば成功するか。
遠回りしない方法は何か。
ちゃんと考えてから始めた方がいい。
その姿勢自体は、決して悪いものではない。
慎重さや真面目さは、本来、前に進むための力だ。
ただし——
考え続けることで、逆に動けなくなる瞬間がある。
【考えすぎると動けなくなる思考の変化】
考えているうちに、
思考の向きが少しずつ変わっていく。
- できない理由
- めんどくささ
- 続かなかった未来
- 過去の失敗の記憶
まだ何も始めていないのに、
頭の中だけが先に疲れていく。
これは珍しいことではない。
考えること自体は、むしろ強さでもある。
問題は、考えるタイミングだ。
【動く前の思考は「守り」に入りやすい】
行動する前の思考は、どうしても守りに入る。
- 失敗しないか
- 恥をかかないか
- 時間を無駄にしないか
- 今の自分で足りているか
これらはすべて、
まだ起きていない未来を想像して生まれる問いだ。
そして厄介なのは、
動いていない状態では、その問いに答える材料が増えないこと。
新しい経験も、感触も、手応えもない。
材料が増えないまま考え続けると、
人はどうしても過去の失敗や想像上の不安を拾い集めてしまう。
結果、
同じ場所をぐるぐる回る。
【「やめておいた方がいい」という結論の正体】
考え続けた末に出る結論は、だいたい同じだ。
- やめておいた方がいい
- 今じゃない
- 向いていない
この判断自体が、必ずしも間違いとは限らない。
ただし忘れてはいけないのは、
それが一歩も動いていない状態で出された答えだということ。
【行動すると、思考の質が変わる】
不思議なことに、
一度でも動いてみると、思考の質が変わる。
うまくいかなかったとしても、
思考は「否定」ではなく「調整」に向かう。
- 次は何を変えるか
- どこを工夫するか
- 別のやり方はあるか
同じ「考える」でも、
向いている方向がまったく違う。
行動したあとの思考は、
未来を止めるためではなく、進めるために使われる。
【考えすぎている原因は、実は行動不足】
考えすぎているとき、
多くの人はこう感じている。
「思考が原因で動けない」
けれど実際は逆だ。
動いていないことが原因で、思考が重くなっていることが多い。
行動が先で、
思考はあとから追いついてくる。
【完璧を待たなくていい】
完璧な準備も、
確信も、
強い覚悟も、
最初から揃っている必要はない。
むしろ、
動いてみたからこそ、考えるべきポイントがはっきりする。
今の自分より、
ほんの少し先に進みたいだけなら、
考えが整うのを待たなくていい。
考えが前向きになるのは、だいたい動いたあとだ。

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